近年大流行をみせるチニングゲーム。
その中で今回は水面爆発で釣る「トップチヌ」ゲームのおすすめルアーを厳選して紹介します。
目次
トップチヌ ルアーの選び方
トップでチヌを釣るのに代表的なルアーは「ポッパー」か「ペンシル」
・「ポッパー」はカップの形状を利用して水を噛ませ「ポコッ」と音を立てて誘うルアー。
・「ペンシル」はドッグウォークと呼ばれる左右に首を振って誘うルアーです。
ポッパーは比較的チヌが集中して釣れますがペンシルのようにドッグウォークするルアーは左右に動くためシーバスにも効果を発揮してくれます。理由はシーバスは横の動きによく反応すると言われているからです。
補足
ポッパーはエビを捕食しているチヌに有効です。エビは逃げる際に中層から表層もしくはボイルすることもあるんですよ。だからポッパーのカラーによくシュリンプ系がある理由がこれ。
ポッパーとペンシル2択だけじゃない!
私が一番おすすめするルアーはポッパーでもペンシルでもない
ポッパーペンシルです。
ん?笑
ポッパーの形状をしているけど、ドッグウォークができるルアーのことをポッパーペンシルまたはペンシルポッパーといいます。
ポッパーペンシルは様々な状況でも使いやすくオールマイティに活躍してくれるルアーなので今回紹介するルアーはポッパーペンシル率が高いです。
ルアーサイズと重量にも注意しよう
・ルアーサイズについて
50mm~80mmが理想ですが、私の場合は50~70までのルアーが多いです。
サイズが大きくドッグウォークするルアーはシーバスが釣れる確率も上がるためチヌだけを狙うのであれば50~70が理想と感じます。
もちろんシーバスが釣れても嬉しいですが!!
・ルアー重量について
これはベイトリールを使っている人向けですが、チニングルアーは4g~8gなど比較的軽量のものが多いです。普段ワーミングのボトムバンプで10g前後のリグを使用している人が5g以下のプラグを投げると飛距離が物足りなく感じます。
7g以上のルアーであれば比較的飛んでくれるので、ご自身が使っているリールのセッティングに応じてルアーを選ぶ必要も出てきます。
複数のカラーを揃えよう
私が実際に使うカラー別シチュエーションを簡単に説明します。
パターン① 水質がクリアで光量が強い
この場合は特にクリアカラーを選択します。理由はシルエットとサイズ感をごまかせる=見切られにくいという考えです。しかしナチュラル系のカラーでも釣れます。このシチュエーションでは派手なカラーを控えるというくらいの考えでいいと思います。
パターン② 水質が濁って光量が弱い
この場合はチャート系のカラーをメインで選択。トップウォーターで少しだけレンジが入りやすいルアーがベスト。その他ラトルなどでアピールも視野にいれますが今回はカラーということで濁っていてもシルエットがでやすいカラーを選択しますね。
まとめると基本はどんなカラーでも釣れるので、クリア系、ナチュラル系、派手系(チャートなど)のような3パターンくらい揃えるのが理想です。
あくまで大切なことはチヌがいるポイントでしっかりアピールすること。
ポッパーとペンシルの使い分け
ここでは私なりのルアーの使い分けについてお話します。
ポッパー有利なシチュエーション
①濁りや波風が強い時
②直線的に誘いたい時
③ベイトが虫やエビなどの場合
①濁りや波風が強い時
ポッパーは基本アピール力が強いです。水質や状況が厳しい時こそ、そのアピール力は健在。
逆にベタ凪で流れが無いと水面で強くアピールしすぎてしまうケースがあるため、その場合はアクションを普段より弱めて使えば解決することもあります。
②直線的に誘いたい時
岸際、垂直岩盤、ウィードエリア、杭など障害物回りを直線的に通したい時によく使います。
③ベイトが虫やエビなどの場合
釣りをするポイントにゴロタや水草などが多いと甲殻類や虫がいる可能性が高いのでポッパーの出番は増えてきます。「ルアーの選び方」でも説明しましたがポッパーはエビパターンに活躍してくれるルアーなので特に有効です。ご自身の釣り場で生物観察することも大切ですね。
ペンシル有利なシチュエーション
・潮の流れが速い所
・ベタ凪
・ベイトが魚の場合
①潮の流れが速い所
これはドリフトの釣りになります。ペンシルのほうがドリフトの釣りはやりやすいと感じます。流したいコースにストラクチャーや地形変化があれば理想ですね。ライン先行でやればポッパーも有効です。
②ベタ凪
①とは真逆のシチュエーション。ペンシルのほうがポッパーよりアピール力は下がるのでベタ凪だとアピール力が弱いルアーから攻める方が釣り場にプレッシャーが掛からない。という考えでそうしています。
③ベイトが魚の場合
小魚が多い場所ではペンシルから使うのも手です。特に大型河川や遠浅サーフなど広範囲を探る場合に使うことが多い。
最強ポッパーペンシルの使い方
私が一番推すルアーがポッパーペンシル。このルアーはポッパーの形状をしているけどドッグウォークもできるルアーです。(中にはポッピングもドッグウォークも両方できるものもある)
このルアーの一番のアピールポイントは「ポッパー」と「ペンシル」の良い所を抜き取ったルアーだということ。
簡単に言うと上記で説明した使い分けを気にすることなく
ポッパーペンシルだけ投げればOK!!
この最強ルアー(自称)を多めにトップチヌおすすめルアー6選を紹介していきます。
メガバス
水泡(SWING HOT)
トップチヌ界最強のルアー(自称)です。
ポッパーの形状をしているがポッパーペンシルとしてドッグウォークメインで使用します。
「ポコッ」とやさしい音を立てながら左右にドッグウォークしてくれるので、普通のポッパーよりも1投で長い時間誘えるし、潮の流れが速い所でも音を少し立てながらドリフトでも使えるためとても万能。
釣り場に着いてまず最初に投げるルアーは水泡です。
サイズ | 60mm |
ウェイト | 7g |
飛距離 | 7(10段階) |
カラー | 13色 |
フックサイズ | 前♯10 後♯8 |
アクション | ドッグウォーク |
価格 | 1,650円 |
ポッピングダック
ポッパーの中でも比較的アピールは弱めのポッパーになります。
よって広範囲を探るルアーではなくここにいるだろうチヌを引っ張り出すのが得意なルアー。
ポッパーはポップ音で誘うのが基本ですがチニングの場合ポップ音が大きすぎると逃げていく魚も多い。しかしポッピングダックは弱めのサウンドなのでチヌが集まっていそうなエリアで使用してもスレさせずキャッチまで持っていける魅力あるポッパーです。
サイズ | 60mm |
ウェイト | 6.5g |
飛距離 | 8(10段階) |
カラー | 12色 |
フックサイズ | 前♯10 後♯6 |
アクション | ポッピング |
価格 | 1,683円 |
シグレ(SIGLETT)
少し変則的なルアー。セミが水中をパタパタと泳ぐ音に誘われてチヌが喰いついてきます。虫パターンですね。基本はブラックバス用ですが私はチヌに愛用しています。
使い方は夏場がメイン。杭や石垣、垂直岩盤に沿うようにスローリトリーブする方法。もしくはセミが鳴いている木でできたシェードがあるポイントは一級ポイント。岸際をスローに巻くとよく釣れます。
ベイトリールでも投げれるがスピニングを推奨。
サイズ | 36.5mm |
ウェイト | 5.3g |
飛距離 | 5(10段階) |
カラー | 10色 |
フックサイズ | ♯8 |
アクション | - |
価格 | 1,650円 |
ダイワ
シルバーウルフ チニングスカウター
ポッパーペンシル。
少しだけレンジが入るので最初使った時はトップルアーなのか?と思うかもしれません。笑
波風が強い時や濁りが強い時などに少しレンジを入れるだけで魚が気付いてくれたりと反応は変わってくるので、そういったシチュエーションの時によく使うルアー。
そのため選ぶカラーは濁りに強いチャート系カラーのトロピカルベイトをチョイスしています。
少しレンジを入れるコツはロッドを普段より少し下方向に強くアクションを入れるだけでOK。
サイズ | 60mm |
ウェイト | 7.3g |
飛距離 | 8(10段階) |
カラー | 6色 |
フックサイズ | ♯8 |
アクション | ドッグウォーク |
価格 | 1,320円 |
スミス
チヌペンTラバ
ラトル入りのペンシルルアー。
王道ドッグウォークにシリコンラバーを付け加えたルアー。チヌも釣れるがシーバスも良く釣れる。
空気抵抗を受けにくいので空中でクルクル回って失速…なんてことも非常に少ない。
流れの速い場所でドリフトも有効ですが、シリコンラバーが潮流によりゆらゆら動いてくれるため喰わせたいストラクチャー周りで急に「ピタッ」と止めてあげるとバイトしてくることもよくあります。
自分で喰わせた!!と感じやすいルアーですね。
サイズ | 68mm |
ウェイト | 7.8g |
飛距離 | 8(10段階) |
カラー | 13色 |
フックサイズ | - |
アクション | ドッグウォーク |
価格 | 1,600円 |
ヤマシタ
ポップクイーン50F
ポッパーペンシル。
ポッパーとしても使えるし、ペンシルとしてドッグウォークでも使えるとても万能ルアー。
チニング用ポッパーでは少ない完全なるクリアカラーが2色(生シラス、目立ちクリア)発売されているのでそれを揃えるのもあり。
水質がクリアすぎるシチュエーションにはポップクイーンのクリアカラーをよく使います。
河口よりはサーフなどの遠浅で水質クリアの釣り場があるならまずはコレ!!
デメリットとしてはポップクイーンで初めて釣れた46cmのチヌ1匹でルアーにヒビが入ったのは少し残念だった。しかしそれでも浮力を保っているし今でもバリバリに活躍してくれている。もちろんアクションにも変化はなし!!
5gなのでベイトリールでも投げれないことはないがスピニングを推奨。
サイズ | 50mm |
ウェイト | 5g |
飛距離 | 6(10段階) |
カラー | 11色 |
フックサイズ | ♯10 |
アクション | ポッピング、ドッグウォーク |
価格 | -円 |