さてさて今回は
近年、瀬戸内で人気急上昇中の「ミドルゲーム」についてです。
ん?ミドルゲーム?
ライトゲームと何が違うの?
どういう位置づけ?
もうカテゴリーありすぎてわからん。。。笑
などなどあると思いますが
そんなミドルゲームについてわかりやすく書いていきますね。
この記事で分かること
①ミドルゲームとは
②ミドルゲームのタックルについて
③ミドルゲームおすすめタックル
④ミドルゲームおすすめルアー
目次
ミドルゲームとは
ライトゲームよりちょっと強いタックルで使用ルアーは5g~10gくらいを使って真鯛やヒラメ、根魚などを堤防やサーフなどから狙っちゃおう!!
って感じです。笑
すべてのゲームに規定が決まっているわけではないのでざっくり言うとこんな感じですね。瀬戸内を中心に広まっているのがミドルゲームです。
僕が大好きなインクスレーベルというメーカーが発祥なのかな?
とにかくミドルゲームとは「ライトとヘビーの丁度中間のタックルとルアーを使って釣りをすること」
ミドルゲームのタックルについて
ここではミドルゲームで使用するロッド、リール、ライン、ルアーについて書いていきますね。以下のことが肝になってくるので念頭に入れておいてください。
・対象魚は「真鯛」「ヒラメ」「小型中型根魚」など
・場所は堤防やサーフなど
・使用ルアーは5g~10g程度
ロッドについて
結論から書くとミドルゲーム専用ロッドは現状発売されていません。なのでミドルゲーム用にロッドを新調しなくても大丈夫というのが僕の結論。
ではどんなロッドがミドルゲームに適しているのか?
・7フィート~8フィート前半
・メバルロッド MAX20g以下のもの※
・エギングロッド Lパワー~MLパワー
・チニングロッド Lパワー~MLパワー
ミドルゲームはライトとヘビーの中間なので、上記の専用ロッドで発売されている物でロッドパワーさえ間違えなければ問題なく釣りができます。
※メバルロッドの適合ルアーウェイトMAX20gまで投げれるものはミドルゲームで一番流用されているのではないかと思います。ライトゲームとミドルゲームを両方楽しみたい方や、仕事終わりのナイトゲームがメインの方には特におすすめ。自重も軽く操作性が高いのもおすすめポイントの1つ。
エギングロッドはクセが少なくどんな釣りにも適応できるので、ミドルゲーム以外の釣りもやってみたい方には特におすすめ。1本でエギングやミドルゲーム、その他たくさんの釣りができますよ。
チニングロッドはスピニング、ベイト両方主流で発売されていますがこれはどちらでもOK。チニングロッドはボトムバンプというボトムを叩く釣りが多いのでこれはミドルゲームと繋がるものがあります。なのでボトムを叩く釣りが多いミドルゲームにおいてチニングロッドもすごく適しています。
リールについて
スピニングリール
・番手は2000番~C3000番
・HG(ハイギア)~XG
ベイトリール
・キャスティング用ベイトリール
・スプール径34mm以下
・HG(ハイギア)~XG
ざっとこんな感じですね。
スピニングリールの番手はブラックバス、チヌやシーバス、エギングに使っている人も多い番手の中で流用できます。個人的にはシマノのクイックレスポンスシリーズのようにリールの自重が軽く巻き出しも軽いものがおススメです。
理由は釣り方にもよりますが私の場合ボトムにリグを落としてチョンチョンっと縦に誘いをかけて巻いて~を繰り返すのでハンドルの緩急が付けやすいクリックレスポンスシリーズがおススメです。
ベイトリールも同様ですね。中にはベイトフィネス用のベイトリールを使っている方もいるのでそちらでも問題ないと思います。スプール径は36mm以上だと軽量ルアーの飛距離が少し落ちてくるので汎用度の高い34mmかそれ以下の物がおススメです。特にチニングをされている方は34mmスプール径を使用されている方も多いはずです。
ラインについて
適合メインライン
・PE0.4~0.8号
・150~200m
飛距離と強度を考えるとやっぱりPEラインがおすすめ。不意の大物が来ても大丈夫(擦れたらまずいけど笑)。僕は通常のPEラインも高比重PEもどちらも好んで使用してますね。
ベイトリールなら0.6号以上がおすすめかな。僕はベイトなら0.8号使ってます。
適合リーダー
・フロロ6~10ポンド
ナイロンはあまり使用しないかな。ボトムの釣りが多いので浮力のあるナイロンだとちょっと難しい。リーダーは釣り場の環境によってポンド数は変えた方がいいのであくまで目安。
おすすめノット
・FGノット
・SCノット
僕はこの2つをメインでノットを組んでいるけどこれ以外でももちろんOK。
ただミドルゲームは不意の大物が来ることもあるしラインは細いから電車結びなど強度が低いと言われているものはあまりおすすめできないかな。釣りを始めたての頃は電車結びしかできなくてそれで60cmほどの青物にやられた経験がある。そこから必死にノットを覚えました。笑
ルアーについて
ココ重要!!笑
僕がよくミドルゲームで使っているのは
主な使用ルアー
・ジグヘッド 5g~12g
・ワーム 2インチ~3インチ
・小型プラグ
実はジグヘッドが1番重要だと思ってる。
なぜならミドルゲームで使用できるジグヘッドは種類がまだ少ないから。
なぜ少ないのか?
僕が個人的に思ってる理由なんだけど
①1g~3g ライトゲーム用 軽くてフックが小さい
②5g~10g シーバス用 フックが大きい
③11g以上 シーバス、根魚用 重くてフックが大きい
④フックサイズが大きすぎると小さいワームとのバランス(相性)が悪い
5g以上のジグヘッドは基本シーバスや根魚用でフックが大きい。
そのためミドルゲームで使用する3インチ以下のワームだとセッティングのバランスが崩れやすくなる。
シーバス釣りは人気だからそういった製品が多くなるのも理解できますね。
この5g~10g程度のジグヘッドでフックサイズを抑えた製品がミドルゲームには最適なわけです。
そこで今回紹介するジグヘッドはミドルゲーム用といってもいいくらいバランスの取れたジグヘッドなのだ!!
おすすめロッド
ここではミドルゲームでおすすめのロッドを紹介していきます。
現状はミドルゲーム専用ロッドは発売されていませんので
・メバルロッド
・エギングロッド
・チニングロッド
の中から各数本ずつミドルゲームにも流用しやすいものを紹介していきます。
メバルロッド
①ヤマガブランクス ブルーカレント3 76Stream
自重 81g
適合ルアーウェイト 1.6g~12g
価格 26,000円
ブルカレ3 76Streamの詳細
①ブルーカレント3 76Streamはライトゲームとミドルゲームの両立ができるスピニングロッド。どちらかというとミドルゲーム寄りかな。この竿は1g以下のジグヘッドでアジングを楽しむためのロッドではなく数g以上のジグヘッドやプラグで20cm以上のメバルを釣るのに適しているロッドに近い。メタルジグやジグヘッドの操作よりはプラグなどの操作に向いたモデルと紹介されていますがジグヘッドでも問題なくボトムをちょんちょん操作したりと小技もできるので大丈夫。
メバルロッド
②ヤマガブランクス ブルーカレント3 82
自重 83g
適合ルアーウェイト 2g~20g
価格 28,000円
ブルカレ3 82の詳細
②ブルーカレント3 82はライトゲームでもフロートやキャロなど遠投性能をもたせたスピニングロッド。よって1gなど軽いジグヘッドのみでライトゲームを楽しむロッドではありません。それよりはミドルゲームやクロダイ、根魚、シーバスなどの方に適したモデル。よく言えば1本で何でもできるロッド。適合ルアーはMAX20gと幅いも広い。私個人はミドルゲームで7g~12gをメインで使用しているので、そのあたりのルアーを扱う人にとってはドンピシャのロッドですよ。
エギングロッド
①シマノ セフィアTT S83L
自重 96g
適合ルアーウェイト 約3g~20g
価格 23,000円
セフィアTT S83Lの詳細
シマノの有名エギングロッド。Lパワーなのでメインは秋イカになりますが僕の場合は春でも秋でも3号までしかエギを投げないので関係なく春でも使います。笑 5g~10gのキャストがとても気持ちいのでLパワーはミドルゲームにもドンピシャでハマるロッドです。エギングでもミドルゲームでも大物を狙うって方はMLパワーがおすすめかな。
チニングロッド
①メガバス 礁楽72MLBF
自重 125g
適合ルアーウェイト MAX16g
価格 26,800円
礁楽72MLBFの詳細
ベイトフィネスロッドとして発売されていますが、そんなに弱いロッドではありません。エキストラファーストテーパーでティップに多少の張りがありボトムでの操作はとてもやりやすいロッド。チニングのボトムバンプに適していますね。合わせるリールにもよりますが3.5g以上が快適に投げられるかな。少しだけライトにチニングを楽しんだり根魚と遊んだり…がベストなロッドなのでミドルゲームも快適に遊べますよ。
おすすめリール
ここではミドルゲームおすすめのリールを紹介していきます。
ですがミドルゲームに特化した番手は2000番~C3000番と上記で説明しましたのでここでは
①ライトゲーム+ミドルゲーム
②エギング+ミドルゲーム
③チニング+ミドルゲーム
の3パターンに分けてそれぞれに特化したモデルと番手を紹介していきますね。
①ライトゲーム+ミドルゲーム
①シマノ 20ヴァンフォード 2500SHG
自重 175g
最大巻上長 89cm
価格 32,400円
詳細
ライトゲームだけを考えるならC2000番になるけどミドルゲームも含んで考えるとこの番手かな。C2000番は自重150gでその差25gあるけど175gでも十分軽い。そして何よりヴァンフォードは巻きの軽さがピカイチ。もちろんクイックレスポンスシリーズの最高峰ヴァンキッシュ程ではないけどヴァンフォードの軽さも体感してほしい。
②エギング+ミドルゲーム
①シマノ 20ヴァンフォード C3000HG
自重 180g
最大巻上長 89cm
価格 32,400円
詳細
もっとも汎用性の高い番手がC3000番ではないかと思う。エギングやミドルゲームはもちろんだけどチニングやシーバス、小型青物にも使用できるので必要最低限の軽さとコンパクトさで様々な魚種を釣ることができる万能番手。
個人的にはストラディックもおすすめだが2023年にモデルチェンジしそうなのであえてオススメはしないでおきます。笑
③チニング+ミドルゲーム
①21ジリオンSVTW 1000XH
自重 175g
スプール径 34mm
最大巻上長 90cm
価格 42,800円
詳細
ミドルゲームに流用できるチニングロッドとしてベイトロッドを紹介したのでベイトリールを紹介します。このリールはPE0.8号を約300m以上巻けるのですが私は150m巻いて使用しています。MAX巻かない分スプール重量を軽くすることができ、より軽いルアーの飛距離が向上するからです。ミドルゲームやチニングで使用する軽量リグの遠投性能、耐久性など非常に優れたリールですので淡水海水問わず非常に活躍してくれるリールです。
おすすめルアー
ここではおすすめのルアー…といってもジグヘッドとワームになりますが紹介します。もちろんプラグでも様々な魚種が釣れますが、ミドルゲームで出番が多いのはジグヘッドとワームかなと思っているのでそちらを紹介していきます。
おすすめジグヘッド
デコイ ボトムドライブ SV-53
サイズ:♯4-5g/♯3-5g /♯3-7g /♯2-7g /♯2-10g
個数:5g 4個 /♯3-7g 4個/♯2-7g 3個/10g 3個
価格: 400円
詳細
5g~10gが展開されていてフックサイズは小さい方から♯4 ♯3 ♯2となっています。
このフックサイズが絶妙で大きすぎず小さすぎずのミドルゲームに最適なジグヘッドとなっているんです。このフックで真鯛55cmオーバーを釣った際に強引なファイトをしてフックが曲がってしまったけどバラさずに何とかキャッチできました。掛かり方にもよるけど強引なファイトをしなければ曲がる心配はそこまでないかな。
ジグヘッド下のアイにはブレードを付けてアピール力を増すことも可能。フックキーパーもあるのでワームのズレを防止してくれます。
続いて合わせるワームは3種類紹介します。
①おすすめワーム
インクスレーベル スワールテールシャッドXG
サイズ:2.8インチ
個数:7本
カラー:8種類
価格: 700円
詳細
ボトムドライブのジグヘッドに合わせるならサイズは♯2がおすすめかな。
一番の特徴はテールにスリットをいれていること。テールの波動もそこそこあるしワームの硬さは硬すぎず柔らかすぎずで丁度いい。1匹魚を釣ったたけで切れたり崩れたりして使えなくなることもほとんど無い。(歯の鋭い魚は別)
サイズは3.8と4.8もあるが私は2.8インチをメインで使ってます。
②おすすめワーム
インクスレーベル 稚魚シャッド ベイティ
サイズ:2.3インチ
個数:8本
カラー:11種類
価格: 690円
詳細
ボトムドライブのジグヘッドに合わせるならサイズは♯3がおすすめかな。
こちらはスワールテールシャッド同様の硬すぎず柔らかすぎない素材感。使用するとシャッドテールでもテールに力強さが無く心地よい微波動を発している印象。上記のワームと差別化されていてこちらも気に入ってよく使っています。ベイティも切れたり崩れたりが少なく1本で魚をよく釣らせてくれるワームですよ。
1.8インチもあるけどそっちはライトゲーム専用に使用しています。
③おすすめワーム
エコギア グラスミノーM
サイズ:M(約2インチ)
個数:10本
カラー:42種類
価格: 650円
詳細
ボトムドライブのジグヘッドに合わせるならサイズは♯3がおすすめかな。
僕はナイトゲームが多いためカラーは「159カタクチ」の黒をよく使ってます。闇場には闇色がシルエットが目立つらしいから。笑(確認したことはない)
グラスミノーはサイズ展開も豊富だからSサイズはメバリングでよく使ったりLサイズはシーバスによく使ったりといろんな釣りに使ってます。カラーも豊富なのがいいですよね。(悩むけど笑)
さいごに
今回は瀬戸内で流行しているミドルゲームについて書いてみました。
私自身これからもまだまだミドルゲームの修行をしなければいけませんが、この記事を見て少しは参考にしてみようと思っていただけたら幸いです。
今後ミドルゲーム用ロッドも発売されるかもしれませんね。楽しみなジャンルの1つとして応援していきたいところです。