今回は2020年に発売されたツインパワーC5000XGをインプレします。
私は2021年に購入し約1年間ショアジギングをメインに使用してきました。
1年酷使して分かった使用感をまとめたのでご覧ください。
目次
C5000XGを選んだ理由
①4000番と重量が同じ
②C5000番のみカーボンドラグワッシャーを採用している
③T字ハンドルよりラウンドノブが好き
④15ツインパワーになかった番手
上記4点がC5000XGを選んだ決め手ですね。ショアジギングをするなら4000番でも問題はないですが私の好みも加味してこの番手を選んだって感じです。
20ツインパワーC5000XG インプレ
まずは各項目に対しての簡単なインプレがこちら。
・巻き心地:滑らかな巻き心地で最高!!
・ローター剛性:72cmのハマチでもたわみを感じない剛性感
・ボディ剛性:半プラだけどボディの歪みは感じない
・ドラグ:金属ローターの恩恵か安定感のある滑り出し
・重量:C5000番で260gはちょうど良い重さかな
・トラブル:なし
・メンテナンス:釣行後の水洗いと注油のみ。分解やOHの必要性は今のところ無し
巻き心地
言わずもがな良いです。他社メーカー含め同価格帯のなかでは最高の巻き心地ですね。1年以上使っても「巻き心地滑らかだなぁ~」と思えています。
ローター
汎用リールの中ではステラと20ツインパワーのみ金属ローターを使用しているため貴重なローター。※2022年11月現在
パワーファイトが必要なショアから釣れる大型魚でも強さを発揮してくれます。ローターには金属素材と樹脂素材の2パターン存在するが実際に指で押さえてみると樹脂素材ローターはたわみやすいのがわかりますよ。
ボディ
何匹も青物を釣ってきましたがボディが歪んだな…と感じたことは一度もありません。むしろ半プラのおかげで軽量化されジャーキングやワンピッチジャークなどの操作が少しでもやりやすくなったとプラスに捉えています。
ドラグ
ドラグ音は甲高い音なのでラインが引き出されているのがファイト中でもはっきりとわかります。金属ローターの恩恵で安定したドラグ性能を楽しめます。
カーボン素材のドラグワッシャーも耐久性に優れているため潮の流れが速い場所、根の荒い場所などでヒットした際はアングラー有利に持ち込みやすくなるのもメリットの一つですね。
重量・操作性
C5000番で260gは決して軽い部類ではないですがロッドとのバランス、剛性、操作性を考量するとちょうどいい重量ではないかと思う。
巻き出しは少しだけ重いですがその分巻き出しの力が強いためショアジギングで使う重いルアーの巻きやすさや潮流の負荷にも強く操作性が上がります。
トラブル
2021年の6月購入から1年以上使って未だにトラブルはありません。巻き感の変化、ドラグの効き具合、ライントラブルなど今のところは問題なく使えています。
メンテナンス
釣行後の水洗いと月1回ほど注油をしているだけですが今のところオーバーホールが必要と思ったことはありません。
使用頻度も21年6月、10月~1月、22年5月~6月、10月~がメインで使っていて週に3回は使っていたので使用頻度は多い方だと思います。
20ツインパワーの特徴
なんといっても金属ローター。
金属ローターのメリット
①強い負荷が掛かってもローターのたわみを最小限に抑えることができパワフルにリールを巻きあげやすくなる
②ローターのたわみを最小限に抑えることでドラグ性能が安定する
この2点が大きなメリットだと思います。もしローターがたわんだ状態で無理にリールを巻きあげようとするとラインブレイク、ギアの破損、異音などが生じることがあります。これを踏まえると金属ローターは大物とのファイトには欠かせない要素の1つですね。
そしてもう一つが半プラボディ問題。
これに関して私は全くマイナス面と捉えていません。むしろ前モデルの15ツインパワーから約30gほど軽量化されたので操作面での利点のほうが上回ったと思っています。
ショアジギングはワンピッチジャークなどロッドを細かく動かしてルアーに緩急をつける動作も増えるのでリールの軽量化という部分も必要な要素ですね。
21ツインパワーXDとの違い
これに関しては21ツインパワーXDのインプレ記事で書いているので気になる方はこちらをどうぞ。
19セルテート(LT5000D-CXH)との違い
20ツインパワー
・ローター:フルメタル
・ボディ:メタル/樹脂(半プラ)
・巻き出し:セルテートより少し重い
・自重:セルテートより重い
19セルテート(LT5000D-CXH)
・ローター:樹脂(ザイオン)
・ボディ:フルメタル
・巻き出し:20ツインパワーより少し軽い
・自重:20ツインパワーより軽い
もっと細かな違いがありますが、わかりやすい違いはこのような感じ。
ローターが金属で作られるメリットは上記で説明したので飛ばしますが、その分巻き出しが若干重くなります。逆にローターが樹脂だと自重が軽くなり巻き出しも軽くなるメリットがあります。しかし剛性面は金属より劣ってしまうのでローターがたわみやすくなる側面もあります。
ですが19セルテートはザイオン(樹脂)と呼ばれるダイワ独自の素材でローターが作られており非常に強い。そのためショアから釣れるほとんどの魚には問題ないくらいの剛性があります。
よって20ツインパワーと19セルテートで迷うなら「自重の軽さを重視」「操作性を重視」「巻きの軽さを重視」「デザイン重視」になってくると思います。それくらいどちらも素晴らしいリールです。
私の場合はエギング~シーバスは19セルテート。それ以上の大物は20ツインパワーって感じですね。やはり金属ローターは大物に向いていると個人的には感じています。
まとめ
今回は20ツインパワーをショアジギングに使ってみたインプレを書いてみました。
使用頻度は多い方ですが1年では壊れたりガタがきたりなど全くないので安心して使えるリールだと思っています。