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【キジハタ】アコウ釣り方解説!ロックフィッシュを始める大事なポイントをお伝えします

今回はロックフィッシュゲームで大人気のキジハタ(アコウ)について紹介していきます。

まずはキジハタの釣れる時期や場所について、その後タックル、リグの紹介から釣り方までを書いていますので気になる部分は目次をクリックして見てください。

私自身の実体験をもとにお話ししていきますので絶対これが正解ってことではないのでゆる~く見ていただければと思います。

キジハタが釣れるシーズン

地域によって差はありますが、基本的には夏から秋が狙い目です。6月から~11月終盤までが楽しめる時期となります。キジハタは夜行性なので薄暗い朝マズメ夕マズメ以降が釣れやすい時間帯になります。朝マズメが理想ですが暗くなった真夜中も狙い目ですね!!

初夏は産卵時期となるため活性の高い個体が多いイメージです。

適水温は20~25℃ほどと言われています。それ以下でも釣れた実績はあるのであくまで目安として覚えておくといいかもしれません。

キジハタが釣れる場所

根魚なので基本的にはボトム(底)付近に隠れる場所があるポイントにいることが多いです。

①消波ブロックがある

②海藻が多い

③石や岩が多い

④潮の流れが速い

障害物があるポイントにキジハタは身を潜めているので狙ってみてください。また潮の流れが速いというのは岬などの潮通しが良いというだけでなく潮が速くなるタイミングが各場所で起こったりします。そういったタイミングが地合いになったりしますよ。

専用タックルが必要なの?

必要ありません。今はロックフィッシュ専用ロッドで様々なものが発売されていますが、それがないとキジハタが釣れないのか?と言われたら全くそんなことはありません。

しかし何を投げて釣りをするのか?どのぐらいの重さ(ルアー)を投げるのか?によって多少タックルが変わってくるので、あくまで10g~30g前後のルアーを中心(一般的な堤防からロックフィッシュを楽しむ人がよく使う重量かな)として紹介していきます。

ロックフィッシュゲームにも代用できるロッドやリールの番手、その他必要になってくるラインやリーダーの号数も紹介していきます。

ロッド

・長さは7フィート~8フィート台

・エギングロッド M以上

・チニングロッド ML~M

・シーバスロッド ML~M

スピニングロッド、ベイトロッドどちらでもロックフィッシュには向いています。キジハタは食いついた瞬間すぐに根に潜ろうとするため柔らかく弱い竿だと魚に負けて潜られます。ある程度硬めのロッドがおすすめですね。個人的にはエギングロッドかチニングロッドでの代用が一番しっくりきます。理由はどちらもエギをしゃくったりボトムを叩いたりすることをメインで作られており根魚ゲームと似ている部分があるからです。

リール

・シマノ C3000番以上のハイギア以上

・ダイワ LT3000番以上のハイギア以上

C3000番やLT3000番が一番理想的な番手だと思います。できればハイギア以上をオススメします。理由は巻き取り量が多いリールの方が根に潜られる確率が減るからです。もちろんノーマルギアでも問題なく釣りを楽しめますよ!

ライン

・PE0.8号~1号程度 スピニング

・PE0.8号~1.5号程度 ベイト

・リーダーはフロロの12ポンド~20ポンド

・ノットはSCノットトリプルエイトノットオルブライトノット

ベイトリールでは細いラインがスプールに食い込んで次のキャストで高切れ(ラインが切れてルアーが飛ぶ…)現象が起こることがあります。そのためベイトでは少しでも太い糸で釣りをされる方が多いです。私はスピニングもベイトも0.8号でやっていますが…。

ノットは上記の3点が簡単で強度もあるため釣り場でも素早く結びやすいですよ!!

仕掛け(リグ)の種類と作り方

まず第一にロックフィッシュゲームは根掛かりが多い釣りです。私自身、根掛かりが多い釣りは好きでないためロックフィッシュは避けてきた経験もあります。しかしオフセットフックを使用したワームの釣りでキジハタを狙ってみると根掛かりも減って楽しめた経験から今ではよく行くようになりました。

メタルジグなどフックがむき出しの物をボトムに着底させるより遥かに根掛かりが減るためおすすめです。

ここではオフセットフックを使用した仕掛けを紹介していきます。おすすめのアイテムは後ほど紹介しています。

ジカリグ ※おすすめ

シンカーとフックを直接繋げる仕掛けのこと。これが一番簡単でルアー交換も楽だからオススメ!!

用意するもの

・プライヤー

・スプリットリング

・オフセットフック

・シンカー

※オフセットフックのアイ(輪っか)にスプリットリングが入りリングが自由に動くサイズのものにしてください。でなければフックの動きが制限され水中で不自然なアクションになります。また、メーカーによってフックのアイの大きさが違うためややこしいです。後ほど紹介しますが写真のロックンフックはアイが大きく作られていておすすめです。シンカーはタングステンタイプのものが理想ですが値段が高いため鉛でも大丈夫です。

・作り方

①プライヤーの先端でスプリットリングを開きフックのアイを通す

②同じようにシンカーもスプリットリングに通せば完成です ※オフセットフックのアイの中でスプリットリングが自由に動くか確認

もっと簡単にジカリグを使いたいという方はこちら。スナップに直接シンカーとフックを通すだけです。こちらでも釣れますので是非試してみてください。

ジグヘッドリグ ※おすすめ

シンカーと針が一体となったもの(ジグヘッド)にワームを組み合わせたもの。筆者がおすすめするジグヘッドがこちら。これにワームを付けるだけの簡単アイテム!!これだと通常のジグヘッドのように針先がむき出しになりにくいので根掛かりも軽減されます。

テキサスリグ

銃弾型のシンカーの中心に穴が開いたもの(バレットシンカー)とオフセットフックを組み合わせた仕掛けのこと。銃弾型ですので海藻類などのスリ抜けに特化したリグとなっています。

用意するもの

バレットシンカー

オフセットフック

シンカーストッパー

・作り方

ラインに通す順番は上から①シンカーストッパー②バレットシンカーです。最後にオフセットフックをラインに結べば完成です。こちらも簡単。

フリーリグ

シンカーをラインに通すだけ。シンカーが固定されずフリーに動きます。一番重いシンカーが最初に底に着底した瞬間ワームの自重のみでゆっくりとふわふわ沈んでいく…この瞬間がワーム本来の動きを引き出し魚を誘うリグとなっています。

用意するもの

シンカー

オフセットフック

シンカーストッパー ※無くてもOK

・作り方

ラインにシンカーを通してフックを結ぶだけです。ロックフィッシュの基本はボトムを探るのでフリーリグですがシンカーストッパーを付ける方も多いです。

オフセットフックとワームの取り付け方

注意ポイント

・フックとワームのサイズバランス

・フックの種類(ナローゲイプとワイドゲイプ)

この2点を間違えるとせっかく購入したのに買いなおし…となることがあります。私がそうでした笑

順を追って説明していきますのでまずはサイズバランスから!!

※画像はワーム3インチに対しオフセットフックは1号です。

・フックとワームのサイズバランスの見方

まずは画像のように並べます。ここで大事なのがフックのアイがワームのおしりから出るように置きます。こうすると青線のようにワームを刺せる余裕があることがわかります。2本の青線の余白が広すぎるとダメですが1cm以内が理想的です。写真のような余白があればサイズバランスはOKです。

あとは以下のように取り付けていきます。

①ワームのおしりの中心から垂直に刺します。ここで大事なのがフックの赤線の長さとワームを刺す長さが同じくらいになるようにしてください。

②そのままフックの根元までワームをもっていきワームを1回転させると画像のようになります。そしてこの赤線の部分(フックとワームが交わっているところ)に垂直になるようにフックを刺します。

③これで完成です。

・続いてフックの種類について

2本のオフセットフックを重ねた写真です。こうして見ると下に膨らんでいるフックがありますね。これがワイドゲイプです。もう一つのフックがナローゲイプ。

ワイドゲイプ=幅が広い

ナローゲイプ=幅が狭い

この2つの種類で注意したいのが太いワームはワイドゲイプのオフセットフックを使おうということ。ワームを刺した状態でワームとフック(ゲイプ幅)の間が魚が喰った時のフッキングスペースになるためです。逆に細いワームにはナローゲイプを使ってみてください。

上がワイドゲイプに太いワーム。下がナローゲイプに細いワーム

必ず持っておきたいアイテム

ここでは私がロックフィッシュでおすすめするアイテムを紹介していきます。

ルーディーズ 根魚狩りジグヘッド&ハタ喰い魚子

こちらはスイミング系と呼ばれる小魚をイメージした作りになっています。 そのためボトム(底)に着底したらストップ&ゴー(巻いて止める)というアクションで誘うのが基本となります。ボトム~数メートル上の層を狙う釣りに向いてます。

また根掛かり回避のコツは2つ。フックの先端をワームに軽く刺した状態で使用するボトムについた瞬間ロッドを軽く上げて(ワームを浮かすイメージ)から巻き始める。この2点をするとスムーズに釣りが楽しめます。

ワームサイズは3.5インチに対してフックサイズは1/0が合います


エコギア キジハタホッグ

こちらはホッグ系と呼ばれる甲殻類をイメージした作りになっています。そのためボトム(底)をリフト&フォール(上げたり落としたり)のアクションで誘うのが基本となります。ボトムをネチネチ攻める釣りに向いています。

画像の用にジカリグなどで使用します。

ワームサイズ3インチに対してオフセットフックは1号が合います。(ワイドゲイプが理想)

デコイ ロックンフック

ナローゲイプよりの作り。アイが大きいためスプリットリングを使用したジカリグに相性抜群。私が一番愛用しているフックです。強度もあるため歯や口皮が硬いチヌにも負けない安心のフックです。

カルティバ マルチオフセットフック

ワイドゲイプよりの作り。少し太めのワームとの相性抜群です。針先が少し内側を向いているため針先をワームに食い込ませやすく根掛かりの軽減が期待できます。

最後に

キジハタは海藻や岩場、地形変化など身を隠せる場所で餌を待っているので、基本はボトム、そしてそこから数メートル上を意識して探っていきましょう。

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