今回は「礁楽72MLBF」というロッドをインプレします。近年チニングロッドが続々と新登場しておりチニングブームは益々盛り上がりをみせています。
そんな中2020年に登場した礁楽72MLBFの使用感を紹介していきます。
目次
礁楽とは
メガバスから発売されている礁楽はロックフィッシュ、クロダイ、アジング、メバリングなどに特化したソルトウォーターロッドを数多く展開しています。
2020年にフルモデルチェンジしたことでも話題になりました。
礁楽72MLBFを選んだ理由
ベイトロッドでボトム操作をメインにトップウォーターなども含めチニングをやるため購入。しかし近年はチニングに特化したロッドも発売されているためどれにするか迷ったのは事実。
色々調べた結果4本のロッドで迷いました。この4本は価格帯はほぼ一緒で適合ルアーウェイトも似たり寄ったり。大きな違いはロッド自重とティップの種類。
ロッド種類 | 自重 | ティップ |
ダイワ シルバーウルフMX 76MLB-S | 98g | ソリッド |
シマノ ブレニアス B74ML-S | 115g | ソリッド |
シマノ ブレニアス B73L+ | 107g | チューブラー |
メガバス 礁楽 72MLBF | 125g | チューブラー |
礁楽を選んだ理由
①チニングロッドはソリッドティップが主流となりつつあるがその中で比較的価格が抑えられたチューブラーロッドは少ないため使ってみたかった
②ロッド操作を多用するので短いロッドが良かった
③ダイワ、シマノロッドの人気は高いがチニングロッドの種類は現状少く人と被ってしまうケースがある
④ロッドの自重は軽い方が好きだけど、チューブラーティップと人と被らないこと、ロッドが短いことを優先して自重は妥協した笑
ちなみに私が礁楽を購入したのは2023年です。
合わせるタックル
礁楽72MLBFに合わせているタックルや、よく使ってるルアーウェイトを紹介します
合わせるタックル
・リール:①21ジリオンSVTW ②21カルコン101HG
・ライン:PE0.6号、0.8号(約100m)
・リーダー:フロロ8ポンド、10ポンド
・ルアーウェイト:3.5g~10g
インプレ
使用場所は小中規模河川でチニングがメイン。たまに堤防などの海でロックフィッシュで使うことも。釣り方はジカリグやフリーリグ、トップウォータールアーや巻物など様々な釣り方に使用しており、どれも満足いく使い方ができています。
それではこのロッドを使ったインプレを細かく紹介していきますね。
ボトム感度
3.5g以上のシンカーであれば問題なく感じ取れる。砂地からハードボトムなどの地形変化もしっかり区別できるのでチヌが居着きそうな場所をじっくり攻めることに役立てる感度が備わっています。
バイト感度
ガイド径が比較的小さいのでボトム感度もそうですが魚のバイト感度もしっかりと伝わってきます。
飛距離
先ほどガイド径が比較的小さいと書いたので飛距離は飛ばないのか?と思われるかもしれませんが全然飛びます!!笑 むしろ飛ばないロッドなんて発売しな……
私がよく使っているPEラインは0.6号か0.8号なのでこのくらいのラインであれば不満なく飛んでくれます。ちなみにライン号数キャパはPEMAX1.2号と公式HPに記載ありです。
適合ルアーウェイト
公式スペックはMAX16gとしか表記されていません。個人的には3g~20gは投げれると感じます。しかし気持ちよく投げれる範囲で言うと5g~12gかな。
グリップエンド
トリガーから約24.5cmなので取り回しが非常に良い。
操作性 自重は気になる?
結論から言うと買う前は気にしてたけど使ってみると気にならなかった。
ロッドの自重が125gと少し重たい。合わせるリールをカルコンとジリオンで使い分けていますがトップウォータールアーをメインでやるならジリオンにするなどロッド操作が増える場合は軽いリールを合わせるように工夫しています。
ロッドバランスが優れているので先重りすることなくロッドを立てた状態でボトムバンプも非常にやりやすい。
軽さは正義と考える方もいるでしょうが個人的には許容範囲でした。
ロッドパワー
最大でシーバス60cm。チヌ44cmほどを釣っています。シーバス60cmはなかなかスリリングな戦いになりましたね。笑 ベイトフィネスロッドですがパワーは備わっているので小さい魚でも十分引きを楽しめます。メガバスいわく独自の可変テーパーを使用しているとのこと(この辺よくわかってませんが笑)これがどんな魚でも引きを楽しめることに繋がっているのかも?
トップチニングはできる?
全然できます。エクストラファーストテーパーなので小刻みなルアー操作はやりやすい。張りのあるティップですが繊細さもあるためドッグウォーク系、ポッパー系ともに問題なく扱えますよ。
巻物ルアーは?
チューブラーティップを採用しているので巻物も得意なロッドです。チニングベイトロッドはソリッドティップが多いので巻物にあまり適さないですがチューブラーを採用した礁楽72MLBFは巻物まで得意なオールマイティーロッドですよ!!しかしレギュラーテーパーのロッドと比較するとどうしても使用感は負けてしまいますが十分に巻物の釣りもできます。
総評
個人的にはチューブラーティップのチニングロッドというポイントが一番の好みです。ボトム、トップ、巻物など様々なルアーへの対応力があるのが魅力的なロッドでした。